魔女と魔獣
真重が必死に避けようとして
こっちもバランスを
崩しかけていた。



「ごめんなさーーい!!」
私が余計なことしたから



「うわ~~」

私が一瞬目を開けた時
相手のバイクが寄って来て
巻き込もうとしていた。


「マサ代!!!」


「マジュ!!!」


「ずっと二人でいような!!」

お互いの名前を呼び合った。



次の瞬間
ものすごい衝撃と感覚が
二人を飲みこんだ。

真重のバイクは
道路をはみだして
路肩を転がり
道路脇の側溝に・・・・落ちた。



私の目には真っ暗な闇・・・・


「任務完了?・・・・・・」
そうつぶやいた。
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