魔女と魔獣
私には記憶が残る。
契約を忘れないために
未来の記憶は残さなければいけない。


もしも
未来のことや
自分のことを言おうとすれば


罰が与えられる


鼻の穴が最大限に広がり
治らなくなること


絶対しゃべらないことを
誓い、それを
こっちで了承されれば
鼻は元に戻る。



外見はその人間のまま

しかし性格は私のままで
その人間の生活環境に慣れる努力を
3日以内にすれば
私の望みをひとつ聞いてくれる。



「翔が許してくれますように。」


私はそう契約書に書いた。







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