魔女と魔獣
「あなた言っておくけど
これから行くところは
こ~んな感じのとこだから~」

マリリンが鼻の穴を広げて
私を見下げた。


「こんな感じって?」



「とにかく環境には早く慣れてね。」




「私はいつ戻れるの?」



「作戦が成功するまで~」



「翔はどうしてるかな?」


私はマリリンをちらっと見た。



「あなたの世界のことは
もう話せないから
まずは計画を成功させて
急がないと
あなたのカレ
誰かにとられちゃうわよ~」



マリリンは意地悪な顔をして
笑った。



「あ~~!!
そ~~だった~
そ~だった~
こんなとこしてらんない!!」



「頼むわね~
しっかり~任務遂行ヨロピクね!!」



マリリンはにんまり笑った。
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