魔女と魔獣
マ・・・ママ~~~~!?


思わず声が出そうになった。


その時鼻に痛みを感じた。
慌てて口を閉じる。


「伊藤 美雪?」


「なんでフルネームなの?」


「ちょっと呼んでみただけ。」


美雪は真赤な口紅に
長~いスカートと
細いカバンを持っていた。


髪の毛はチリチリ



  ママ?その感覚って…
  アリですか?



「なんか、今日マニョ、大人じゃん?
命のポニーテールしてないじゃん?」



髪の毛はそのままだった。



「毎日してるの?」



「?なんか変よ。マニョ。」



「なんか疲れてるのかな。
頭の働きがすごい悪いんだ~」


「夜遊びしたんでしょ?」


美雪が私の顔を覗き込む。



 「…マ…マ」

思わず声を出したら


「イテ・・・テテテ・・・・・」


 




                       
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