魔女と魔獣
「おば…
おばさん…こんにちわ。」

 危なかった~
 おばあちゃんって言いそうになった



「あら?志村さん?
なんか感じ違うわね。」


「あ…いや普通に行こうかなって
思って、軌道修正中です。」



「うふふ~
普通が一番いいのよね~」
祖母はにっこり笑った。


「美雪さんは?」



祖母の顔が一気に曇った。




「あのバカ娘は、帰ってきてないのよ。
話を聞いてくれなくて
困った娘~」


祖母は目頭をハンカチで押えた・・・・・




「家出ですか?」


「よくあることなんだけど
今回は、学校にもいってないって」



 ママ・・・
 しっかりしなさい
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