魔女と魔獣
「だって、登校禁止だから~
行ったって~」


「そうじゃないじゃん!
普通に戻せばいいじゃん!」



「普通?
何ダサいこと言ってるんだか?」


「ダサいって…」

 ママがいつも言う言葉よね?~



「なんかまにょおかしいよ~」



「い~から、帰ろう、
おば…おばさん心配してるよ。」



「あ~?アイツはいいんだ。
勝手に心配してろって~」



今あんなに祖母を大事にしている
母とは思えない言葉…



「おまえ、おせっかいじゃねーの?」
黒い皮ジャンの男が
私に声をかけた。


「は~?」

私は振り向いてその皮ジャンの背中を
睨みつけた。



  おばあちゃんが泣いてるんだよ!!
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