魔女と魔獣
四の巻 波乱の恋の物語

まさか~~?

その時、店のドアが乱暴に
開けられ
数人の皮ジャンが入ってきた。


「いら……」
と言いかけてマスターはやめた。



「今、いね~ぞ。」

変わりにマスターはそう言った。



「んじゃ、またせてもらうか~」


そのグループは乱暴に私の横の
ボックスに座った。



その中の一人が
テーブルに足を乗せて
メニュー表をそっくり下に
蹴落とした。




その態度と
何かにストレスをぶつけたい私は


隣の席に行って
その男のとがった靴の先を
つかんで、思いっきり
どけてやった。



その男はサングラスをしていたけれど
一瞬ボー然としていた。



「テメー!!!」
数人の男が立ち上がった。


 私だっていらついてんだよ!!
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