魔女と魔獣
「なんでここにいるのよ?」


「あんたに会いにきた。」


マスターがコップを割った。


「ごめん、ごめん、続けて~」
マスターはすまなそうに私に言った。


「おまえさ・・・
俺はおまえみたいなやつに
興味がないんだけど・・・」

真重がかなりムッとした様子。



私はメロンソーダの上の
アイスを口いっぱい
ほおばった



「あんたは、私を好きになるの。
なんなきゃいけないんだって。」


勢いで真重の前に出た。



「は~~~~?????」

タバコをくわえたまま
唖然としている。


「あんたと私は結ばれるんだって!!
じゃないとだめなの!!」



「おまえ頭ど~かなってんのか?」



真重はつめたい目をして
いきなり私の手の甲に
無言でタバコの火を押し付けた。
< 88 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop