魔女と魔獣
翔がいるようで
少し落ち着いたころ

「ありがと」
犬をおじさんに返した。


「おまえ、手どした?」


「あ?これ?」


「モヤバンされるような
タイプじゃねーし
だいたいあんな店に行くような
タイプじゃねーよな?
なんで?」



「ちょっとイロイロあって~
喧嘩したの~」


私は真赤になった
皮膚を見ながら
またさっきの絶望感がわきあがる。



「もう…無理って感じ…
好きな人に会えないって……」


「店にくるヤツは
族だけど?」


「うん・・・・・
ま~いいや~家に帰ってゆっくり
考えるから~」




「バイバイ、ノノ~」



「ノノ・・・・?」


まずい鼻が・・・・開いちゃう!!
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