魔女と魔獣
「なんで知ってんの?」



  まずい…


「え?何が???」
うまく答えられなかったら
覿面広がる予感~



「ノノノノ~違うの~
ルルルル~待って~~♪♪」


聞こえないふりをして
背中を向け
この場を立ち去りながら
即席で作った


こじつけの歌を歌う・・・・



 なんでこんな変な歌
 歌ってるんだ~~~~



「な!!お前の好きなヤツって
魔獣百鬼の頭か?」


「頭?」


「マジュ。」


 ちがうよ
 ほんとうは、おじさんの息子


「・・・そうだよ。」

 今はあいつを好きにならないと・・・



「ふ~~~ん」
おじさんは一点を見つめて
そう言った。
< 94 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop