魔女と魔獣
「きれいだな~」

おじさん…

じゃなくて……


平川 元哉が
近づいてきた。



翔とそっくり~




そう言えば言ってたな


「翔は、俺の鏡みたいなもんだよ。」


スーツ姿のおじさんは
いつもとっても素敵だった。

いいにおいがした。


パパは元ヤン臭が
プンプンだけど


おじさんは違った。


翔のあと何十年後を想像できるくらい……




錯覚を起こす。


このひとは 
おじさんで

翔ではない……



頭の中に叩き込んだ。
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