理想の結婚
「私もサボッちゃいました!!」


そう笑顔で言うから。


「そう。」


俺も笑顔で返した。


果穂ちゃんは俺の横に
ちょこんと座った。


そう、このやさしさに俺は
また甘えようとしている。


果穂ちゃんのことは好きだ。


けど、何一つ果穂ちゃんを
自分のものにする条件は揃っていない。



俺の気持ち・・・

果穂ちゃんの気持ち・・・


それすらはっきりしてないんだ。






< 149 / 203 >

この作品をシェア

pagetop