理想の結婚
たまにこんなことがあると
苛立っていたことも
すぐに忘れてしまう。


俺は祥子を抱きしめ頭を撫でた。


普段なら頭を撫でても嫌がるのに
こんな時だけはおとなしい。



今日は久しぶりに祥子を抱けるかな・・・



そんなことを考えていると、


「スースー。」


と寝息をたてはじめた。



また寝た・・・


まぁ、いいか。



俺は祥子を抱きしめたまま
しばらく寝顔を見ていた。


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