LOVER OF LIE〜消セナイ想イ
俺は、コーヒー代を払おうとする彼女を断って
無理矢理コーヒーを押し付けた。
今考えたら
初対面なのにかなり図々しかったよな俺。
つーか、軽く引いてたよな………
それが……イオリとの初めての出逢い。
それは今日の様によく晴れた日で
あの日も、
もう秋だと言うのにまだ陽射しは強くて
…眩しかった。
イオリとは、ほんの少し話をしただけなのに
なぜか妙に印象に残ってて。
俺は不思議に思っていた。
そして
俺は………………