LOVER OF LIE〜消セナイ想イ
どうしていつもこうなんだろう。
気付いた時はもう遅くて。
だけど
俺の心には
君しか居なくて……
毒舌な所も
その裏に隠されてる優しさも
興味なさそうなフリして
本当は人一倍みんなの事を気にかけてるとこも。
いや……
もう…
理由なんかどーでもいいんだ。
理由を並べなくても
俺の全部がそう言ってる。
もう君しか見えない。
この想いを伝えたら
今度こそ罰が下るだろうか…………?
「〜〜♪〜♪〜♪」
――――あの時
電話に出なかったら
俺達は今と違う「今」を過ごしてたのかもしれない。
「………はい…」
『ハル………?』
本当に気付かなきゃならない事は他にあったのに。
俺は一番大切な人を
泣かせてしまった。
「マナ………」