LOVER OF LIE〜消ｾﾅｲ想ｲ

「すっかり嫌われたなぁ…俺」


「は…？カイトがハルに？」


「そ（笑）
まぁ、けしかけたのは俺だけどね♪

イオリちゃんを泣かせた罰〜」


えっ！？！？


「ちょっと！！ハルに何したのっ！？」


あたしはカイトの胸ぐらを掴んで思いっきり睨んだ。


「大丈夫だって！！
イオリちゃんの気持ちなんて何も言ってないし」


「…ハルに何かしたら許さないから」


誰であろうと。


「解ってるよ（笑）

……だけどまたイオリちゃんが泣いたら俺だって黙ってないけどね」


そう言って不敵な笑みを浮かべた。



「…誰が、泣くかっ！」


「…ふぅん？」



なによ。


何なのよ。


出た結論は


やっぱりコイツ嫌だ。