LOVER OF LIE〜消セナイ想イ
あっ!!
「大丈夫だった!?」
あたしはうずくまってる女の子に声をかけた。
「はい……っ
ありがとうございました!」
泣きながらそう言う女の子に、とりあえずホッとする。
「イオリ頑張ったよー
ハルくんが来てくれなかったらどうなってたか…」
ミサも涙ぐんでる。
どうやら東工業のヤツだったらしく、無理矢理連れて来られたらしい。
最っっ低!!
「あー!やっぱぶん殴ってやればよかっっ……!?」
「だから馬鹿かお前はっ!!」
「え!?ちょっと……
ハ、ルぅ!?!?」
気付いたらあたしはハルに抱き上げられてた。
なななななにっ!?
どーゆー事っ!?!?
「今日はコイツもういいだろ?
足怪我してるし」
ケ…ガ………?
そういや少し……いや、結構痛いような……?