LOVER OF LIE〜消セナイ想イ


それが、あたしとハルが初めて言葉を交わした日。


本当はあの時コーヒーの気分じゃなかったんだけど。

なんて言ったら怒るかな(笑)


……それからあたし達は二年に進級し、同じクラスになったんだ。


マナ先輩は当然卒業してしまった訳で…


もう校内で二人の姿を見る事はなかったけど、


ハルがマナ先輩を大切にしてるのが、ハルを見てると良く解った。


上手くいってるんだ。


あたしはそんなハルを見て安心さえ感じていた。


あの穏やかな空気に


あたしはまだ焦がれてる。






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