The bird of the single wing ―片翼の鳥―
「その写真…どうして?!」

その時、ガラリとドアが開いた。

あたしが振り返ると…委員長がいた。

「い…いいんちょ!助けて!」

あたしは、委員長に助けを求めた。だけど…

フイッと無視されてしまった。

「…いいんちょ………?」

「もうこの学校には、お前の味方なんていねーんだよ。」

愛弓に言い放された。

「でーてけ。でーてけ。でーてけ。でーてけ。でーてけ。」

皆に言われ、ドカッと蹴られた。

廊下に放り出されたのだ。そして、教室の扉を閉められた。



この学校に、あたしの味方は居なくなった。



< 9 / 12 >

この作品をシェア

pagetop