歪んだ王子様
「ただものにするだけじゃつまらないか」






僕は不気味な笑顔で言った。






「ふ~ん!お前の目的はなんだ!?言えよ」
「彼女に近付く男を抹殺して、そして僕が彼女にとって最後の男(彼女)になる」







敬二は僕の言葉の意味を良く理解はしていないようだった。








「なんでそんなめんどくさいことするんだよ」
「その方が楽しいだろ?そう思わないか?君は?」

「わりい!まったく理解できねえよ」
「別に敬二に理解してもらおうと思ってない。用が済んだら、さっさと出てけ」







敬二は腕組みをしながら







「あぁ、別に最初から用なんてねえし。今日はこれで」







そう言いながら敬二はその場から去っていった。
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