歪んだ王子様
その夜。なぜか、敬二はマリアに会いに行っていた。







「マリアってあんたのことだよな?」







2人は初対面だったが、慣れ慣れしい態度で、マリアに話しかけた。







「あなたは」
「あんたの恋人候補さ」

「はい!?」







敬二はマリアの腕を強く掴み、人通りのないところへマリアを連れて行った。







「なんなのよ!?放して!」







そう言いながら敬二の腕を振り払った。







「さすがあいつが惚れるだけあって、美人だな」
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