好きや
「俊也!」




夏季は救急車に乗り込んだ。呼吸はしているが




「俊也!俊也!」






何度呼んでも反応がない、病院に着いた。






そして、俊也は治療室に運ばれた。今だ意識が戻らない。夏季は椅子に座って待機していた。すると治療室から人の男性が夏季は思わず顔をあげた。




「俊也の意識はまだ戻らない」




夏季は思わず胸元の名札を見た。苗字が同じ




(兄弟?)


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