交わりのない平行線に
5年前
まだこの頃は平和で満たされていた。二つの国。大国のジェルド国と小国のシンフォン国が存在していた。この時までは同盟を組んで争いなどは起こらなかったのに。ある朝のことだった。ジェルド国の王のジェルドはスペンサーを連れ国をまわっていた!そしてそこでスペンサーは不思議な岩のカケラを発見した。なんだろ?この岩は?混合岩のようないろいろなカケラが入れ交じっていたようだった。






「スペンサー。それはどうした?」

「国王陛下。先ほど休憩された街で謎のじょっ…あ、いえ商人が売りさばいていました」






そう先ほどのことだった。俺達は昼をすませるためある街で休むことにした。ジェルド国王は優しく穏やかでよく国をまわり通いづめ誰からも好かれる国王だった。俺はパートナーのリキータと街を探索していた。ちなみにリキータは短期で血の気が強く俺とは多少似ていない男だった。まあたまには気晴らしもいいかという意味で。なんていうことはほんの冗談で。リキータと一緒に高級であまり人気が少なそうな店を探していた。そしてある古びたモノがたくさん売られている店を発見した。すると店にはほとんど客らしきものはおらず

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