交わりのない平行線に
「私達が出会った記念…パトラよ?忘れないでよ?スペンサー?」




そう言いながら俺のポケットの中に何かを突っ込んだ。




「何をする!」
「じゃあね!また見掛けたら声かけてね」




そう言いながら女は俺から立ち去って行った。俺はポケットに突っ込まれたものを出した。混合岩。
そしていまにいたる。




「それにしても。なかなか綺麗な混合岩だなあ?」




そう言いながら、王は物珍しそうにジロジロと混合岩を見ていた。すると、ふと妙な光が。王はじっとその光を見つめていた。




「岩が光ってるぞ」




王はそう言ってるが俺からはまったく光っているようには見えなかった




「うわあ!」


< 6 / 9 >

この作品をシェア

pagetop