大好きだよって言いたくて

第2章

と工藤君は呟きながらその場から立ち去ろうとすると、私は工藤君の腕を掴んだ


「え!?」




工藤君は私の方へ振り返った。




「その恋が実るように協力するから。せめて彼女になれなくても。友達になりたいの。私、確かに振られたけどやっぱり工藤君のことが好きだから。せめて友達に」

「けど…」




わかってる。工藤君は凄く慎重派の男の子であまり友達を作ろうとしないと噂がある。だけど、私は。

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