大好きだよって言いたくて
「あっあのう。私ね。工藤君のことが前からずっと好きなの。だっだからあのね。付き合ってください!」





と私は叫んだ。言っちゃった。すると工藤君は視線をそらした。


そして工藤君は私に視線をむけた。




「ごめん。君とは付き合えない」




やっぱりそう甘くないかと思いながら




「やっぱり…そうだよね。でもせめて理由を教えて」

「理由?」

「うん。お願い」






私は泣きそうな自分を押さえながら言った。

< 9 / 20 >

この作品をシェア

pagetop