メモリーLOVE




「…優子。」



男の子は、私を見つめたまま名前を呼んだ。



この人も…私の友達??



「…あの??あなたは??」


この言葉を聞くと、


男の子は顔を歪ませた。



「本当に…忘れたのか??
 俺まで…!!」



え…??




男の子は私に近寄り、手を握った。



私は、その時思った。






_______私、


   この手、知ってる


  ________

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