キスの記憶
「もう!いつからそんなキザなこと言うようになったのよ。」





そう私は言いながら、助手席に座った。そして拓也も車に乗った。





「どこ行きたい?」

「…どこでもいいわ。」

「なら、俺の家で…」





拓也はニヤニヤ笑いながら。





「バカ!昼間っからそんなあ。」





私は思わず顔を赤らめた。





「じょ冗談だよ。あそこに行くか?」

「あそこ!?」





拓也が連れてきた場所は、海辺の近くにある公園だった。
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