ラブリーデイズ
かなりカッコイイ男の子が私を笑顔で見ていた。





「…あっ…」

「おはよう。」





笑った時に見せる白い歯が…また何かドキッとくるものがあった。





「おはよう…。」

「なんかさあ。この雰囲気。どうかと思うよ。いくら、入学式で。まわりが知らない他人ばかりでもさあ。ね。えっと。」





そういえば、まだ自己紹介していなかったっけぇ。





「宮木茗奈。」

「あ。そうそう。名前、名前。俺は、佐伯渡。めいな。珍しい名前。ってそんなふうに言っちゃ悪いかな。めいなってどう書くの?書いてみて?俺の手に」





そして手を差し出した。
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