ラブリーデイズ

「あれ、驚かせたかなあ？」

「そんなこと…いきなりじゃなくて。突然、佐伯君が目の前に…現れたから。驚いただけだよ。」

「へえ！！！」





佐伯君は少し不思議に思ったようだった。





「じゃあ、私。帰るね。また明日、学校で。」

「待って」





すると、佐伯君は私の腕を掴んだ。



「佐伯…君？」

「宮木、一緒に帰ろう？」

「えっ！」

「だから、ここで待っていたんだ。一人で帰ってもわびしいからさあ。ね？」