アルバム
「ダメぇー!」




と叫んだ




「どっどうされたんですか?」

「私はあなたとHなんてしないんだから」




と恭一にアッパーをくりだした。恭一はとっさによけ怯えている




「え!Hってなんのことですか」




びっくり、そうゆういかがわしいことはほど遠いかった。私は混乱していた




「ただ単に、僕はあなたが濡れたままで風邪をひいたらカワイソウだと思いましたから。」




特に恭一に下心はなかった。私は少々安心した。しかしさっき恭一に襲われたことをついつい思い出してしまった。一瞬、あの時、恭一が別人に見えた。私はむきになっていた。




「じゃあ、さっきのあれは何?いきなりキスしてきて、それに胸も触ってきたし。あれはまるで、別人」




恭一はうつむいたままで




「僕、ときどき感情を抑え切れなくなるときがあるんです。あの時も、一気に感情が高まって、あんなことを」

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