少年×少年
その帰り道、駅前で男の子とぶつかった。なんと梁だった。ちょっと雰囲気が違うようだけど、顔はやはり梁だった




「ごっごめんなさい」




と怒るかなと思いながら、ちょっと怯えていた




「そっちこそ、大丈夫?ケガとかしなかった?」





あれ?なんか妙に優しいと、思いながら私はあいつの顔を見た。




「あっ…うっうん。大丈夫」

「よかった。それじゃ、俺はこれで」




そう言いながら、あいつは立ち去って行った。さっきとまるで別人じゃない!と私は思った。なんなの?
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