小さな願い
幸せな日々
小雪と女の子はいつも一緒でした。



ご飯を食べる時も
寝る時も、ずっと一緒でした。


小雪は、女の子にたずねたことがありました


「キミの家族は、どこにいるの?」



女の子はビクッとしてから、小さく口を開けました。



「ほとんど家に帰ってこないからわかんないや…
生きてるのかすら知らない 」



女の子はそれから口を開きませんでした。
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