花が運ぶ風
大きな木の下にあるベンチに座る。



サワサワと心地いい風の中で

今日も読書をする。




「いつもここにいるよね。」

「え?」



誰かが私に話しかけた。





見上げると…









すらっと背が高くて



とても顔立ちの良い



風になびく茶色の髪をした男の子。






私より2.3つ年上ぐらいだろうか。







それに…








とても優しい瞳なの。








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