双子の王子様








教室に入って、自分の席につき顔を伏せる。







頭をぽんぽんと叩かれ顔をあげると、李砂がいた。






『おはよ。どうしたの?何か疲れてるねっ』







『おはよー。いやぁちょっとバカやっちゃってさ…』







『何したの~?』








『自転車…。自転車追いかけてた…』









『じゃぁ朝からダッシュだ。それは辛いねーっ』







『うん…。』











くっそぅ…。






小森龍稀め…。






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