双子の王子様




『あっ、私、家ここなんだ』






『そうなんだ~。』







一瞬、遼也君が淋しそうな顔をしたように見えたのは…







自惚れかな?






『じゃぁね』





そう言って笑った遼也君を見てると自信は無くなったので、私も笑い返した。







『うん♪バイバイ』





私が笑顔で手を振ると、遼也君は私をジッと見た。



< 57 / 67 >

この作品をシェア

pagetop