双子の王子様





『ん?』






私が遼也君を見上げると、遼也君はいきなり…












私の左瞼にキスをした…。











『えっ…』






あまりに突然のことでキョトンとしていたら、遼也君が私からサッと離れた。






その顔は真っ赤だった。








『ごっ…ごめん!!ごめんね?!じゃぁ、バイバイ!!』





遼也君は自転車にまたがって走って行った…





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