初恋の君
そして、男の子は風間君の言うとおりにその場から立ち去っていった。







「さぁ。私も教室に戻ろう」

「まだお前とは話すんでないだろ」





そう言いながら、誰かに肩を強く掴まれた。





「何?」





後ろのほうに視線を向けると、風間君の姿が。





「性格悪いな、あんた。立ち聞きなんて」
< 11 / 12 >

この作品をシェア

pagetop