初恋の君
どこに行ったんだろ。気になるな。私は風間君の後をつけてみることにした。風間君は私が後ろから追っている事に気がついていないようだった。





「‥」





あれぇ。中庭の方に向かった。





「‥」





いったいどこに行くんだろ。





「よお!風間!」



は!!突然、風間君の周りに数人の男子生徒が駆け寄ってきた。



「‥ほら!いつもの出せよ?」

「‥」



風間君はポケットから、どこにでも売っているような封筒を取り出した。そしてそれを男子生徒に渡した。



「おお!サンキュー!いつもいつも悪いね!」



そう言いながら男子生徒は、風間君の肩を強く叩いた。



「よせよ」

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