Diary:the Requiem

十二日

家で身支度を整えていたら、二人が訪ねてきた。

学校サボっちゃだめでしょ、と言うのも聞いてくれない。

目を真っ赤に腫らせて、それでも笑おうとしてくれる二人が愛おしい。

思わず抱きしめていた。

そしたら二人とも泣き出して、つられて私も泣いてしまって。

今まで行った場所、したこと、話したこと、いろんな思い出が、頭の中をめぐった。







二人に、私の涙をあげた。
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