Diary:the Requiem
二十五日
フライングでごめんなさい。
これを書いているのは五月十一日。でも、一足先にゴールに。
あなたたちに、この伝言を見てもらいたいから。
周囲の人たちがハーフだからって敬遠する中、友達として接してくれてありがとう。
あだ名をつけた時だって、私の名前に合わせたんでしょう?
知らないふりでいたけど、気づいてたよ。ありがとう。
ねぇ、Maria、Lisa?
いくら言っても足りないや。ありがとう、っていう言葉。
きっと私は、明日泣いちゃうと思う。
二人とも、大好きだ。
だめだなぁ、ペンを持つのも辛いや。
そうそう、知っている? 独逸は蒸気機関最先端でもあるけど、高山みたいに青空の見える都市があるんだって。
フライブルクっていう街なんだけど、そこに私の行く病院があるらしいの。
青空。うん、青空。
また行こうね、って言った場所の、また見ようね、って言った青空。
一緒に行くことは、もう出来ないかもしれないけど。
青空が見えたら、私を思い出してくれるとうれしい。
これを書いているのは五月十一日。でも、一足先にゴールに。
あなたたちに、この伝言を見てもらいたいから。
周囲の人たちがハーフだからって敬遠する中、友達として接してくれてありがとう。
あだ名をつけた時だって、私の名前に合わせたんでしょう?
知らないふりでいたけど、気づいてたよ。ありがとう。
ねぇ、Maria、Lisa?
いくら言っても足りないや。ありがとう、っていう言葉。
きっと私は、明日泣いちゃうと思う。
二人とも、大好きだ。
だめだなぁ、ペンを持つのも辛いや。
そうそう、知っている? 独逸は蒸気機関最先端でもあるけど、高山みたいに青空の見える都市があるんだって。
フライブルクっていう街なんだけど、そこに私の行く病院があるらしいの。
青空。うん、青空。
また行こうね、って言った場所の、また見ようね、って言った青空。
一緒に行くことは、もう出来ないかもしれないけど。
青空が見えたら、私を思い出してくれるとうれしい。