先生からの告白
その日の夜
先生の着信がかなりたまっていた
「もしもし?」
『もしもし?』
声が怒ってる
『あんな一方通行に断られるなんて納得行かないんですけど』
確かに先生からしてみれば突然すぎたかな
「だって先生は今でも那奈かさんのこと……忘れてないじゃん
私……一生那奈華さんに勝てないし
先生に那奈華さんを忘れてもらうような女にはなれない」
最後の方は声が震えて上手く言えなかった
『………忘れられないよ
でも!那奈華に出来なかったことを
舞香にして上げたいと思ってる……
昔の俺は那奈華と一緒に遊んでやることや"好きだ"とか"愛してる"なんて一切言わなかった
だって……那奈華が死ぬとは思わなかったから』
先生……
泣いてる