青空〜aosora〜
『時間とらせないで下さいね』

俺は、その先輩についていくことにした。

なんで、死愚魔のコト知ってるのか。

なんで、俺のこと知ってるのか。

聞きたいことは山程あるけれど

廊下で立ち話でする話、ではない。

その先輩は俺がついて行くと言うと

その後、一度も振り返ることもせず

俺を体育館のステージ横の

小さな部屋に案内した。

そこには、7人の上級生。

フクロっすか?

身に覚えないんすけど。

でも、まぁ。

中学時代、やってきたこと

考えたらしょうがないのかも。

そんなコト考えてた。

そんな時、真ん中にいる

一番鋭い目付きをした一人が

口を開いた。
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