青空〜aosora〜
アヤミの葬式や

卒業記念ライブにも顔出してくれてた。

ゆっくり話す時間は持てなかったけど。

『ユウ?久しぶり。

 お前と、ゆっくり話したかったけど

 それはまた、時間作るから。

 な、今お前の前にいるコジマ、

 俺のダチなんだけど』

ショウ先輩に言われ、

目の前の3年生に一度、目を移す。

そう言われると、

この学校の他の生徒とはちょっと違う。

そんな雰囲気を持っている。

『そいつさ、そのガッコで。

 応援団長さんなのよ』

部活て、応援団?

まさか、俺が?

暑苦しいのは、ニガテ。

だけど。

『で、昨日タニにばったり会ってさ

 お前そのガッコ行ったって聞いて。

 んで、コジマから気合い入ったやついねぇ?
 
 みたい聞かれてたからさ』

話が、見えてきたような

先が見えないような。
< 113 / 264 >

この作品をシェア

pagetop