青空〜aosora〜
夏休み、

それはバンド少年にとって

資金稼ぎのバイトと

たくさんある時間を

練習・作詞・作曲にあてる

そんな時間でもあった。

バイトとバンドの両立はなかなか

時間的制約が多く

あまり一緒にはいられなかったけれど

ユキさんはそれでも

笑って隣にいてくれた。

泣かすようなことはしない。

それと

アヤミと付き合ってた時は

出来なかったこと

たくさんユキさんにしてあげたい、と

そう思うようになった。


アヤミへの想いが

少しずつ思い出に変わっていくのを

きっと、俺自身が一番感じていた。
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