青空〜aosora〜
え!?

なんで!?

俺は、もちろん。

先輩どころか同級生にも黙ってた。

ユキさんと付き合ってるコト。

やっぱり、タカダ先輩のコトとかあるし。

なんで、イシイ先輩、知ってるんだろ。

『本人に、聞いたよ。

 俺たちに黙ってる事、ない。

 行って来い』

イシイ先輩の言葉に。

『押忍!失礼します!』

応援団特有のあいさつをして

俺はその場を立ち去った。

ケータイを取り出し、ユキさんに電話。

早く、出て。

早く。
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