青空〜aosora〜
ユキさんと歩くと

普段はなんでもないような

そんな事も幸せに感じられる。

窓から入って来る

少し、涼しくなってきた風も。

夕暮れが早くなってきて

オレンジ色に染まった西の空も。

なんだか、全てが。

全てが、幸せな色に見えるんだ。

そんな事、思っていた。

そして、その日。

ファミレスで夕飯を食べ。

俺たちはそれぞれ家に帰った。

『また、明日ね』

そういうユキさんを

明日だけじゃなく

これからもずっとそばにいて欲しい

そう、思っていた。
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