青空〜aosora〜
時間、なくね?
リハーサルの時間は、午前中だった。
応援団のこともあり、
リハには参加せず
ぶっつけ本番。
前もって決めておいた曲順を
体育館から中庭に設置された
特設ステージまで走りながら思い出す。
S高校の制服はブレザーで
応援団はブレザーには似合わない
ボンタン履いて晴れの舞台、
野球応援や演技披露に臨むのだけれど
俺は、そのボンタンのまま走った。
走りながら、ユキさんに電話。
呼び出し音が続く。
『あれ?どうしたの?』
そう言うユキさんの後ろは、やけにうるさい。
『これから、バンドライブだから。
見に来てね』
リハーサルの時間は、午前中だった。
応援団のこともあり、
リハには参加せず
ぶっつけ本番。
前もって決めておいた曲順を
体育館から中庭に設置された
特設ステージまで走りながら思い出す。
S高校の制服はブレザーで
応援団はブレザーには似合わない
ボンタン履いて晴れの舞台、
野球応援や演技披露に臨むのだけれど
俺は、そのボンタンのまま走った。
走りながら、ユキさんに電話。
呼び出し音が続く。
『あれ?どうしたの?』
そう言うユキさんの後ろは、やけにうるさい。
『これから、バンドライブだから。
見に来てね』