青空〜aosora〜
『ねぇ、ユウくん』

アヤミが急に落ち着かない表情になる。

あまりに真顔だったから

季節ハズレの怖い話でもされるのかと思った。

『ん?なぁに?』

聞くのが怖いような、楽しみなような

そんな気持ちでいた俺の耳に

その言葉は突然届いた。


『ねぇ、あたし。

 あたし、ユウくんの事好きだよ。

 だから、あたし、を。

 ユウくんの彼女にしてくれない?』
< 19 / 264 >

この作品をシェア

pagetop