青空〜aosora〜
『ユキさん、聞いてくれる?』

ユキさんの表情が少し

落ち着いた感じを取り戻し

俺はそれを確認して、言葉を続けた。

『アヤミは。

 中学校ん時、付き合ってたコで。

 付き合ってる時に交通事故で、

 亡くなったコ』

一息で、ここまで言うと、

1回息を吸い、続ける。

『誰にアヤミの事聞いたのか

 それは、どうでもよくて。

 ただ、言えるのは。

 今の俺は。

 ユキさんだけを、好きって

 それだけ信じて貰いたい』

そう、言ったんだ。

ユキさんだけを見つめて。
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